あの日の約束
玲於side

俺は鈍器で頭を殴られた衝撃だった…

真麻があと約半年で死ぬ?

理解出来なかった

でも俺に『助けて』と縋り付く真麻を見て嫌でもこれは現実なのだと思い知らせる


弱々しく泣く真麻を見て思わず抱きしめた

こんな小さい体で彼女はどれほどの不安を1人で抱えていたのだろう…

彼女はどんな思いでいつも俺たちに笑顔を見せていたのだろう…

もっと早く気づくことは出来なかったのか…


俺はとにかく過去の自分を責めた



真麻「玲於は悪くないからね…」


けどそんな俺を見越したように真麻は言った
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