あの日の約束
真麻が運ばれると周りの生徒は何事も無かったかのようにその場から離れていった

皆あまり深く考えなかったのだろう

俺は青白い顔をしてる玲於に話しかけた

斗真「さっき何を話してたんだ?」

玲於「あっ、あぁ…

あれだよ。真麻昔から貧血気味で、通ってる病院があるからそこに運んでくれってお願いしたんだよ…」


ただの貧血?ならなんで玲於はあんなに慌てていたのか…

ならなんで今玲於はそんな顔をしてるのだろうか…

本当にただの貧血か?


いやでも玲於が俺に嘘つく必要はないし先生も何も知らないようだったから多分そうなのだろう

俺はあまり深く考えるのをやめた

この時玲於を問い詰めていたら未来は変わったかもしれないのに…


斗真side end
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