あの日の約束
お父さんは静かに俯いた

けど拳に爪がくい込んでいるのを私は見逃さなかった


先生「年齢が若い分思ったよりも早く病気が進行しています…太田さん、やはり今からでも延命措置はしませんか?」

真麻「…はい」

先生「そうですか。分かりました。

ではこれからは毎日病院に訪れて私に顔を見せてください」

先生は優しく微笑んだ

真麻「ありがとうございます…」

先生「念の為今日は入院してください。

それでは…」

先生はそう言って去っていった

父「真麻…」

真麻「お父さん、大丈夫。心配しないで私後悔はしてないから…」
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