あの日の約束
なんで…どうして……



『俺はお前を今から裏切る』



そっか。そういう事か…

玲於。じゃあもう斗真は全て知ってるんだね…

斗真「……体は大丈夫か?」

真麻「うん……」

斗真「…ごめんな」

真麻「……斗真?」

斗真「俺…真麻が苦しんでるのに気づけず…

真麻を傷つけることばかり言って…
しまいには、真麻を走らせ倒れさした…

真麻を苦しめてばっか……


本当にごめん……」

斗真はそう言って私に頭を下げた


真麻「顔上げて…」

斗真は静かに顔をあげ私と目線を合わした

真麻「いいの。斗真は何も悪くないの。
全て斗真の言った通りだから…

そうだよ…私は選手の邪魔しかしてなかった。
みんなの為にって…結局ただの自己満足にしか過ぎないのにね。


私…何やってんだろう…

私の行動は誰のためにもなってないのにね…



だから斗真は何も悪くないんだよ…悪いのは全て私なんだから…




だからさ、安心してよ。私サッカー部辞めるからさ」
< 174 / 261 >

この作品をシェア

pagetop