あの日の約束
あぁ…もうこの自分の心を我慢するなんて無理だ

心が一生懸命私に向けて叫んでる


私は自分の欲を言ってもいいのだろうか



するとふと頭の中で

『逃げるなよ』

玲於の声が流れてきた…



そうだよ。私は斗真から、自分の心から逃げてばっかりじゃないか…

私が斗真にできることは…


「私も好きです…」


斗真から逃げず向き合うことだ

斗真は嬉しそうに微笑み私を抱きしめゆっくりと迫ってきた

私は目を瞑りそれを受け入れた

初めてのキスは涙の味がした
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