あの日の約束
毎日、、毎日2人と沢山話した

何回看護師さんに注意されただろ

それでも私達の笑い声は絶えなかった


あー…楽しい、このまま続けばいい…

そんなことは無理だと分かっているのに…

私は叶うはずもない願いをずっと心に秘めていた




そんな日々がしばらく続き今日は新人戦3回戦目の前日

玲於が気を利かしてくれて今は斗真と2人きり

2人きりはとても久しぶりだな…
なんか緊張する…

斗真は2人きりになった途端何も言わずただ私の手を握ってくれた


あぁ。この優しい手が大好き
あぁ。この暖かい温もりが大好き


斗真と離れたくないな…嫌だよ…


あなたを傷付けるのは分かってるのに…
あなたの泣き顔を見たくはないのに…




私といると絶対にあなたを傷つけてしまう…
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