あの日の約束
ここはどこだろう

周りにはとても綺麗な花々が咲いていて鳥たちが楽しそうに鳴いている


そして1番奥にあの桜の並木が広がっていた




並木へと足を進めようとすると私の前の花に綺麗な蝶々が止まった

しかしその蝶々は並木とは逆の方へと飛んでいく

飛ぶ姿が本当に綺麗で私は捕まえたいという衝動に駆られ気づいたら私は蝶々を追って走っていた



どれくらい走ったのだろう。

蝶々との距離は一向に縮まらない

私は1度休憩をしていた

とてもしんどいのにどうしても蝶々が諦められない

よし、もう一度!そう自分に喝をいれまた走ろうとした瞬間

急に風が吹き1枚の桜の花びらが私の頭に落ちてきた

それと共に

『……さ、真麻…真麻!!!』


どこかで私を呼ぶ声
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