あの日の約束
約束
斗真side
真麻が目を瞑った

病室では亡くなったという合図が鳴り響く

斗真「お、、おい。真麻?おい!真麻!」

いくら叫んでも決して開かれる事のない瞼


先生「午前8:30、死亡確認しました

残念です」


淡々とそう述べていく医者


死亡が確認された…


この事実に俺は全身の力が一気に抜けた





『まあさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』








それから淡々と物事は進み、翌日には真麻の通夜が行われその次の日には葬式も行われた


葬式にはサッカー部が全員参加し、全員が涙を流していた


けど…俺は、何故か泣けないでいた

いや、泣いたら真麻が亡くなった事を自分の中で認めるようでどうしても泣けなかった
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