あの日の約束
手紙を読み終えて俺を支配するのは真麻のことばかり。
真麻の事を想えば想うほど涙が頬を流れ落ちる。
あいつの手紙には水滴が落ちたような跡が何個もあった
あいつは泣きながら書いたんだ
震える手を懸命に動かして俺に伝えたかった事それは…
俺たちにとってとても残酷なものだった
きっとこの手紙だって全てが本音で書かれたものでは無いはずだ。
この手紙を書いている時真麻はどれだけ泣いたのだろう。
どれだげ辛かっただろう…
それでもあいつは馬鹿だから…俺のことしか考えてないんだ…
いつもいつもそうだ。真麻は優しいから自分の気持ちを押し殺して俺の幸せだけを考える…
そんな真麻だから俺は好きになったんだ
斗真「なぁ玲於…」
玲於「うん?」
斗真「真麻がさ…俺の事馬鹿だって…
サッカー捨てた俺には惚れないって…
そんなこと望んでないんだって
俺のことバカだって…そう書いてあった」
玲於「おう」
斗真「俺の事全てお見通しだな…
俺、今何やってんだろ…」
玲於「目、覚めたか?」
斗真「おう…やっとな。
また真麻に助けられちまった…
だからもうこれで最後にするよ。あいつに頼るのは。
あいつの願いだしな。」
玲於「おう」
斗真「けど…けどさ…
やっぱり俺はあいつとの事を過去の事に出来ないんだよ
いくら約束でも…俺には無理なんだよ」
玲於「だったらこれからゆっくりと進んだらいいじゃねぇか」
斗真「え?」
玲於「お前と真麻がどんな約束を結んだかは俺は知らないけどな、別に約束を直ぐに果たさないといけないわけじゃないだろ?
これから斗真は斗真らしく生きて、生きて生き抜いて、ゆっくりと果たしていけばいい。
大丈夫。真麻もそれくらい待てるさ
お前はこれから自由なんだよ」
真麻の事を想えば想うほど涙が頬を流れ落ちる。
あいつの手紙には水滴が落ちたような跡が何個もあった
あいつは泣きながら書いたんだ
震える手を懸命に動かして俺に伝えたかった事それは…
俺たちにとってとても残酷なものだった
きっとこの手紙だって全てが本音で書かれたものでは無いはずだ。
この手紙を書いている時真麻はどれだけ泣いたのだろう。
どれだげ辛かっただろう…
それでもあいつは馬鹿だから…俺のことしか考えてないんだ…
いつもいつもそうだ。真麻は優しいから自分の気持ちを押し殺して俺の幸せだけを考える…
そんな真麻だから俺は好きになったんだ
斗真「なぁ玲於…」
玲於「うん?」
斗真「真麻がさ…俺の事馬鹿だって…
サッカー捨てた俺には惚れないって…
そんなこと望んでないんだって
俺のことバカだって…そう書いてあった」
玲於「おう」
斗真「俺の事全てお見通しだな…
俺、今何やってんだろ…」
玲於「目、覚めたか?」
斗真「おう…やっとな。
また真麻に助けられちまった…
だからもうこれで最後にするよ。あいつに頼るのは。
あいつの願いだしな。」
玲於「おう」
斗真「けど…けどさ…
やっぱり俺はあいつとの事を過去の事に出来ないんだよ
いくら約束でも…俺には無理なんだよ」
玲於「だったらこれからゆっくりと進んだらいいじゃねぇか」
斗真「え?」
玲於「お前と真麻がどんな約束を結んだかは俺は知らないけどな、別に約束を直ぐに果たさないといけないわけじゃないだろ?
これから斗真は斗真らしく生きて、生きて生き抜いて、ゆっくりと果たしていけばいい。
大丈夫。真麻もそれくらい待てるさ
お前はこれから自由なんだよ」