あの日の約束
普段の日常生活でもあんな笑顔は中々見ない


きっと斗真は玲於と同じでサッカーが大好きでサッカー馬鹿なんだろうな…


だからこそ私は分からなかった

『サッカーなんてくだらない』

と言ったことを

なんで直ぐに入部をしなかったんだろ

何をあんなに悩んだのだろう


私の斗真に対する謎は深まるばかりだった。


その日の帰り道――

真麻「ねぇ、玲於はどう思う?」

玲於「どうって何が?」

真麻「斗真のこと。もうすぐで1ヶ月でしょ?このまま正式入部してくれるのかな?」

玲於「もうそんなに経つのか…

俺はもちろん正式に入って欲しいと思ってる。

けど斗真時々部活で凄い辛そうな顔をするんだ

それがさ今にも消えそうな顔で…俺心配なんだよな」

真麻「そうなんだ。

でもボールを持った時は凄い楽しそうな笑顔なんだよね…

無邪気な子供のようなさ…


斗真は絶対サッカーが大好きだよ

だからこそなんで…あんなこと言ったのかなって」
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