あの日の約束
前半は2-0で俺達が負けていた

先輩達は皆あの1年の話をしていた


そいつの名前は『影山 玲於』


同じ1年として俺も負けてはいられないと俺はそいつに勝手にライバル心を抱いていた


この時はまさか仲良くなるなんて思いもしなかった…


後半――

あいつに負けたくないその一心で俺はコートを駆け回った


後半終わる間近、いい位置で俺にパスが回ってきた

ここの角度ならいける!

俺は渾身の力でボールを蹴った

ボールはキーパーの手をかすりゴールネットを大きく揺らした

斗真「よっしゃー!!!」

先輩達も1年に負けてられないと更にヤル気が出て俺たちの反撃が始まった。

しかしそれから特に点は動かず、結果は2-1で負けた。
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