セカンド レディー
「ご飯、何食べる?」
ちらっと視線を横にすると机の上には山のように積まれた購買のパン。
「いらない…もう少し寝る」
今日は朝が早かったもん。
寝不足なんだもん。
「ちゃん飯食え。朝も食ってないだろ」
「また今度ね」
たった2食じゃん。
別に2食食べなかっただけで死なないっつーの。
「柚姫、たまごサンド置いとくから起きたら食べなよ」
「はーい」
恭平くんの言葉にはいい子に返事をする。この深く入ってこない感じが、あたしからすればちょうどいいんだよね。