セカンド レディー
「今"こんなくだらない集まり"つったよな?」
「陽向やめとけ」
目の前の男を止めようとする、総長。
「あら、ちゃんと聞こえてるんじゃない」
クスッと声を漏らし、わざと煽るようなことをする。
悪いけどあたし、こんな族どうなったって構わないの。
関わりないし、興味もない。
情なんてこれっぽっちもないもの。
「取り消せ。俺たちは霜華に誇り持ってんだよ。お遊びの集まりじゃねぇんだよ」
「悪いけどあたし、ここにもあんたらにも興味無いの。少なくともあたしからすれば、くだらない集まりかな?」
その言葉を残して、あたしは空き教室をあとにした。