セカンド レディー
「無理かな?」
だってなんかうざいし。
めんどくさそうだし。
そもそもあたし、この人たちのこと嫌いだし。
「えー!?柚姫ちゃんそこはさ〜?」
金髪うるっさい!
耳元で大きな声出さないでよ…。
「倉庫に住めば、泊まるところ困らないぞ」
…ん?
今なんて?
「住んでいいの…?」
チラッと総長さんの方を見る。
「家賃はなしだ」
引っかかったと言わんばかりの悪魔の微笑み。
いや、でも…
「タダなの!?」
「電気ガス水道使い放題。もちろん金はとらねぇ」
うそ!?
そんな美味しい話があっていいの…?
「食費も負担してやるし、必要なものは全部買ってやる」
ていうかそれって…。
「…体目的だったりする?」
全部負担してやるから代わりにヤラせろってこと?まぁでも、それぐらいなら全然ウェルカムだけどさ。
「なんでそうなんだよ!?」
「柚姫ちゃん、流牙はそんなクズじゃないから安心しな!?」
…って、金髪に言われてもさ…?