こんな私でも恋愛できるの!?
と思っていたのに

その日の放課後…

「「「キャーーーー!!」」」

「うっそなんで!?」

輝かしいオーラを放ちながら校門の前で立っているのは今朝ほど見かけた水輝綾斗様ではないですか!

「え?なんでこんなとこに水輝綾斗がいんの!?」

「知らないよ…。ゆいなさんお助け…」

「いやお助けも何もなんの目的か知らないのに…ひっ!?」

「へ?」

「はっけーん今朝のどじっ子ちゃん」

ぎょえぇぇぇ!?

な、なんであなた様がいるの!?

「は、発見とはどういう…ていうかどうしてここの学校…」

「制服見たらわかるよ。それにこの手帳の中に書いてあったし。あと君の名前もねゆめちゃん」

「落としてたの気づかなかった…」

「ぶつかったときに落ちたんだよ。まぁ返すの忘れてた僕も悪かったし、ここにはどうせこようと思ってたしね」

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