こんな私でも恋愛できるの!?
「柳誠司(やなぎせいじ)と言います音咲様」

「柳さん…」

「そうだ。あと、今日の罰としてお前の仕事はたくさん用意したからな?覚悟しとけ」

「はい…すいませんでした…」

「と、言いたいところだが。お前は怪我してるからゆっくり休むこと。」

「え?」

「それがお前の罰だ」

「っ…//あ、ありがとう」

優しい。

俺様だけど、やっぱり王子様と言われるだけあってそういう一面はあるんだなと思った。

夜は私が寝るまでずっとついててくれた。

自分のほうが仕事をこなして疲れているのに、そんなこと気にするなって。

こんなの…誰が嬉しくないだろうか。

この胸のドキドキは…ほんとに恋なのかな?

いつかこの疑問がなくなる日は来るのかな。
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