こんな私でも恋愛できるの!?
「僕のこと…好き??もちろんファンとして」

「そりゃあもう!!大好きです!!」

大好きな俳優が目の前にいてましてや体の一部が触れてるなんてもう昇天ものでしかないでしょ!

「へぇ〜…」

あれ、一瞬笑ったような…というかニヤけたような…気のせいか?

「おっと、逃げてるんだった。じゃあまたね!」

走り去って行く尊いその背中を見送る。

「また…ね…?」

やっぱ落とし上手だな〜会えるはずなんてないのに…

あぁ!!写真撮ってもらったらよかったー!!
なんてことを…

どこまでもバカだな…自分。

でもまさか水輝綾斗との関わりがこの一度だけではないなんて

そのときの私はわかるはずがありませんでした。
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