ハイリスク・ハイリターン



警報音が鳴ったのに、気づかないフリをした。
ただただ、目の前の熱を求めた。


そうして犯したあやまちに、蔑(さげす)まれようとも。




あの瞬間は、確かに幸せだった。
忘れられない、夜になった。


きっともう二度と、昔のように戻れないとしても。








「友達でいてくれる?」








《友達》の境界線はどこだろう。

私は一体、どこで間違えたんだろう。






誰か教えて。


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