アツモリソウ
* story 6
死にたいくらい辛かった。
手首を切ろうとした時もあった。
でも、まだ死にたくない。嫌だ。
自分との葛藤が、息をするのが苦しかった。

人生において、こんなに耐えた時はこの時だろう。

{2013年 4月}
あれから、8年。中学生になった私は中学生活の中で1番楽しみにしていた行事、修学旅行で東京に。

友達もできた。あのいじめの後に本当は私と仲良くなりたかったと言われた子と友達になれた。
そして、あのイタズラっ子の男の子は、
友達から好きな人に変わっていた。
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