生徒会長くん
チラッと周りを見たが、みんなそれぞれの話に夢中のようで誰一人今の話を聞いていなかったようだ。



ふぅ…。危な〜…


無駄に額の汗を腕で拭う仕草をする私。



みく「美奈…なにしてるの」

そのときのみくの目は、痛いものを見る目だった…。



美奈「なななんでもないよよ!」



動揺し過ぎだよ私!
落ち着け〜。



……よし。


私はさっき先生が言っていたことをみくに話てみることにした。





美奈「実はさ…」



私はみくにさっきの話をした。



みく「ふ〜ん。よかったじゃん。」



え…?それだけ?


美奈「反応薄いよ。酷い…」



そう私がいじけていると、みくは更に追い討ちをかけた。


みく「だって美奈ばっかり上手くいっててつまんないから。」




ガーン……


み…みくさん?
酷すぎないですか??




美奈「みくのばか〜!!」



今日は入学式だけなので、私は勢いでそのまま帰ろうとした。
あの事を忘れて。

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