偽りの甘い罠
偽りの彼女
週末、ちょうど休みだった私は余裕を持って、
約束の居酒屋へと出向いた

入口付近で待つこと10分。

ようやく青柳がやって来た。

「ごめん、遅くなった。」
「いいよ。仕事だったんだから」

髪を乱して、急いで来てくれたことが一目瞭然だもの


中へ入ると真新しい木々の匂いが空間を抜けるように
鼻腔を掠める

フローリングはまだピカピカで、気を抜いたら滑り
そうなくらい

全個室らしく、プライバシーも完璧だ

案内されると、すでにメンバーは揃っていたらしく、
ほぼ女、、、

この先の時間、不安でしかない。



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