偽りの甘い罠
私の好きな赤提灯はさすがに、誘えないので個室もある
居酒屋にした

階段をのぼって、二階の個室へと案内された

掘炬燵になってるので、足が楽でいい。

18時前になかなか入るお客さんはいないので、周りは
静かだ。

「紗英ちゃんなに飲む?」
「じゃあ、ビールでお願いします」

タッチパネルでささっと注文してくれた。

「ところでさ、紗英ちゃんまだ独身?」
「ははっ。そうですね。」
「そっかー。彼氏は?」
「それもまだ、、、」
「案外さ、出会ってすぐ結婚とかなるタイプかもね」
「それはさすがにないですよー」

なんて、他愛もない話をしていた

二人の結婚決めたタイミングには笑ったけど。


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