偽りの甘い罠
ごめん、ごめんね、、、

「なぁ、有村」
「ん?」

「こんなこと、今言うのは不謹慎かもしれないけど、
俺はずっとお前のそばにいたい。この二年、忘れた
ことは一度もなかった。必要なんだ、お前が、、、」

それって、、、

え?なにこの展開

一気に心がザワザワと激しく波立ってる

まるで告白じゃない。

「ちょっと、、青柳?」

胸にうずめていた顔を上げると、真剣な、射るような
目が私を掴み取る

私は次に発せられる言葉を予知していた

だから、、、

警鐘を鳴らした鼓動の意味はすぐに理解出来た



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