叶わなくてもいいから、恋したい。
「おい、お前ら。近い。」

佐川が急に割り込んできて、至近距離で話していた私たちを突き放した。

「一体なに?」

「あ……!わりぃ。」

なぜか、海斗は謝る。

「海斗が謝る必要ないよ。」

「なんで名前呼びなんだよ。」

「りかちゃん。それ以上は。。。」

「あ?海斗、お前今なんて?」

「なんでもないから!」

パンパン!

椎名ちゃんは手を叩いた。

「アトラクション乗らない?」

ケンカはやめろ。みたいな雰囲気が怖い!

皆、しゅんとしてしまい、そのままアトラクションに乗ることにした。
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