叶わなくてもいいから、恋したい。
「ホント?」

「ホントじゃなきゃ言わねぇよ。」

涙を拭ってくれた。

文化祭の時に感じたあの温もり。

やっぱり、好き。

「俺と付き合って下さい。」

「はい。」

佐川に抱きついた。

一瞬びっくりしていたようだったが私を包みこんでくれた。

大好きだよ。
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