叶わなくてもいいから、恋したい。
「あら~、佐川くんじゃない!久しぶり、元気にしてた?」

「はい、ご無沙汰してます。今日は大事な話があって伺わせて頂きました。」

お母さんは翔輝のキチッとした態度に何かを感じたようだった。

「分かったわ。お父さん呼んだ方がいいかしらね?」

「はい、お願いします。」

お母さんはコンビニに行ったお父さんに電話した。

「呼んでおいたわよ。今はゆっくりしてて。」

一旦、私の部屋に行くことにした。
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