叶わなくてもいいから、恋したい。

飲み物を買いにコンビニへ行った。

「あら、りかちゃん。久しぶりね！」

そう声をかけてくれたのはりっちゃんこと、翔輝のお母さんだ。

「お久しぶりです。」

「買い物？」

「飲み物を買いに来ました。」

「そっか。ねえ、今から家にお邪魔してもいい？」

え？

今？？

「母に聞いてみますね！」

「うん、ありがと！」

スマホでお母さんに電話した。

「いいそうです！」

「分かった！」

お礼させてと言われ、飲み物代をおごってもらってしまった。

りっちゃんと二人で私の家へ向かった。