叶わなくてもいいから、恋したい。
「ごめん。」

謝ってきた。

何で謝るのか全く分からなかった。

別に悪いことはしていない。

なのになんで?

謝るぐらいなら一緒にいたいよ。

一緒の高校がいいよ。

でも、翔輝の夢のためには仕方なって言い聞かせた。

「今日は帰るね。」

「あ、うん。」

翔輝の顔が見れない。

泣きそう。

複雑な思いで自分の家に帰った。
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