叶わなくてもいいから、恋したい。
「りか!」

翔輝!?

笑顔で振り向くと清汰だった。

なーんだ。清汰か。

「おかえり!てか、お前かよっていう顔やめろよ。」

やっぱバレてる。

「あははー。」

「なんだよ。幼なじみ様がお前の帰郷を祝福してやってんじゃん!」

髪をわしゃわしゃしてきた。

「やめてよ!セットしてきたんだから!」

「ごめんて。大事な彼氏さんに会うんだもんな。」

分かってるんならやめてよね!

「二人とも!まだまだ、りかの帰りを待ってる人はいるんだから会いに行くよ!」

「うん!」

みんなに会うの楽しみだな!
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