叶わなくてもいいから、恋したい。

それから、勉強したよ。やりまくったよ。

でも。。。

「5位。。。」

そして、佐川は１位。。。

「西牧。どうだった？」

見たでしょ！負けたでしょ！！

「5位。。。」

「でも、前は10位だったんだろ？なら、上がったじゃねーか。それだけでもいいんじゃねぇの？これから、もっと上げてけば。お前が勝つのを楽しみにしてるから。」

佐川がこんなことを言うなんて思ってなかった。

あいつの顔がどこか苦しそうだったのは気のせいだと思う。

いいやつなのかも知れないな。

「あ、ありがとう。これからも頑張るから！」

「おう。」