叶わなくてもいいから、恋したい。
にしても、佐川の家でかくない?
広すぎてどこにあるか分かんないんだけど。
二階の奥に部屋5個あるし。どれ?
迷っていると、ひかりちゃんがこっちに来た。
「ここ。」
「ありがとう。」
「りかにだけ教えたげる。お兄ちゃんが女の子連れてきたの初めてなんだよ。」
え?
そうなんだ。私が初めて。。。。
そっか、そうなんだ!
浮かれた気分で佐川の部屋に入ると、物が少なく片付いていた。
小さなテーブルがあるところに座って待っていることにした。
佐川の机に写真があるのに気がついた。
誰だろう。この女子。
佐川と楽しそうに写ってるな。
ちくっ。
あれ、まただ。
ホントになんなの?
ガチャ。
「おまたせ……っ!」
とっさに隠したのに佐川に見つかってしまったようだった。
「後ろに持ってるの何?」
「佐川と……女子の……写真………」
佐川に渡すと思い詰めたように黙ってしまった。
「佐川?」
「悪い。さ、始めよ。」
その写真のことは教えてくれないんだ。
「うん。」
私たちは勉強を始めた。
ゆっくりと時間は過ぎて行った。
質問することもなければ、雑談もしなかった。
少しぐらい話したいな、なんて。
ふと、顔をあげてみると佐川と目があった。
孤独な目をしていた。
ねえ、一体何があったの?
私で良ければ教えてよ。
そう訴えかけるように佐川を見つめた。
この時間は忘れられないぐらい長かった。
でも、だんだん恥ずかしくなってきて顔が赤くなった。
すると、佐川の顔も赤くなっていった。
「おい、目ぇそらせよ。」
「佐川こそ。」
そのあとは爆笑した。
笑って、笑いまくった。
「あ、時間。帰る準備しろよ。送ってく。」
「はーい!」
広すぎてどこにあるか分かんないんだけど。
二階の奥に部屋5個あるし。どれ?
迷っていると、ひかりちゃんがこっちに来た。
「ここ。」
「ありがとう。」
「りかにだけ教えたげる。お兄ちゃんが女の子連れてきたの初めてなんだよ。」
え?
そうなんだ。私が初めて。。。。
そっか、そうなんだ!
浮かれた気分で佐川の部屋に入ると、物が少なく片付いていた。
小さなテーブルがあるところに座って待っていることにした。
佐川の机に写真があるのに気がついた。
誰だろう。この女子。
佐川と楽しそうに写ってるな。
ちくっ。
あれ、まただ。
ホントになんなの?
ガチャ。
「おまたせ……っ!」
とっさに隠したのに佐川に見つかってしまったようだった。
「後ろに持ってるの何?」
「佐川と……女子の……写真………」
佐川に渡すと思い詰めたように黙ってしまった。
「佐川?」
「悪い。さ、始めよ。」
その写真のことは教えてくれないんだ。
「うん。」
私たちは勉強を始めた。
ゆっくりと時間は過ぎて行った。
質問することもなければ、雑談もしなかった。
少しぐらい話したいな、なんて。
ふと、顔をあげてみると佐川と目があった。
孤独な目をしていた。
ねえ、一体何があったの?
私で良ければ教えてよ。
そう訴えかけるように佐川を見つめた。
この時間は忘れられないぐらい長かった。
でも、だんだん恥ずかしくなってきて顔が赤くなった。
すると、佐川の顔も赤くなっていった。
「おい、目ぇそらせよ。」
「佐川こそ。」
そのあとは爆笑した。
笑って、笑いまくった。
「あ、時間。帰る準備しろよ。送ってく。」
「はーい!」