別れても好きなひと
「杉崎さん?」

その声に振り向くと同じ系列のスタイリスト、吉川さんがいた。

「大丈夫?」
「吉川さん…。」

一瞬安心したけど、まだ油断しちゃならないともういちど振り返ると走り去るストーカーの後ろ姿が見えた。

「怖かったぁ、、、」「えっ?杉崎さん!?」

へなへなと座り込む私を吉川さんは支えてくれた。

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