別れても好きなひと
大悟の背中を押すために私はありとあらゆる言い訳を考えた。そしてありったけの思い付く言葉で大悟を拒絶した。

ひとりアパートを借りて距離もとった。


そしてついに…ある日大悟は悲しそうな目で離婚を受け入れた。



それからは大悟とまったく会っていなかった…。

ただ、噂で海外へ行き、活躍していることを聞いて、私が大悟にしたことは間違いではなかったと自分に言い聞かせていた。
< 117 / 329 >

この作品をシェア

pagetop