別れても好きなひと
ファッションショーの日。

朝早くに集合して必要なものを大悟の車に積み込み私たちは準備をしていた。

「杉崎先輩はこっち持ってくださいよ。」

「大丈夫だよ~って、え?」

高橋君が私に気を使ってくれているすきに大悟に荷物を奪われた。

「甘えることも大事だぞ?」

にやりと笑う大悟は緊張よりも期待にわくわくしているように見えた。
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