別れても好きなひと
学生たちの発表を見るのはかなり懐かしくも新鮮でもあった。

大悟と一緒に通った美容学校。

懐かしい記憶が甦った。

あの頃の私たちが描いていた未来とはこんなに違うなんて思っていなかったなぁ。

あの頃描いていたのは大悟と結婚して子供も生まれてふたりの店を持っている…そんな未来だった。



そして私たちの出番。

出番の前に大悟は高橋君には肩パンチを私にはとびきりの笑顔と「暴れよう」という言葉をくれた。
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