別れても好きなひと
「んなっ!なんて…」

「お前は嘘つくとき俺を見ないからだよ。」

その言葉に私が大悟を見ると…あの時と同じ顔をしていた。別れを決めた、あの時の顔。

やばい、なんか泣きそう。。。

「大丈夫です。ご心配お掛けしてすみません。」

私は大悟から目をそらさずそう言うと接客フロアへ戻った。

優しくなんてしないでよ。苦しくてたまらなくなるから、、、。
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