別れても好きなひと
しばらく海に入って遊ぶうちに寝不足の体が倦怠感をうんでいた。頭がくらくらする。
「吉川さん、ちょっとお茶のんできますね。」
「一緒に」「大丈夫です。すぐ戻りますね。」

私は吉川さんに声をかけると吉川さんは他の女性スタッフに手を引かれていった。吉川さんももてるなぁ。優しいからなぁ。そんなことを考えながら水の抵抗に逆らって岸に戻ろうとするとやけに頭がくらくらした。

あれ…?
やばい。。。


「莉子!!」
大悟の声に振り向こうとしたところで意識がとんだ。
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