別れても好きなひと
やばい、酔っぱらってきた。

山田部長のセクハラをかわすために飲んで機嫌をとっていたら酔っぱらってきた。

誰か次の助っ人探さなきゃ…。そう思いながら渡りを見渡すと渚が大悟になにやら耳打ちしていた。

大悟は渚の言葉に頷くと立ち上がりこっちに向かってくる。

渚…相手が微妙だけどナイスアシスト。

大悟は部長と私の間に割って入り部長にお酌をはじめた。

「杉崎、お酒からだから注文してきて。部長、ビールでいいですか?ここのハイボール、なかなかでしたよ。」

大悟のフォローで私は席を離れた。

大悟はお酒に強いと分かっているから安心して任せられる。
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