別れても好きなひと
「渚ちゃん、頑張ってね。店長を支えてあげて。」
「先輩~。」
「迷惑かけるけど今の渚ちゃんにはお願いできる。」
「寂しいです!」
渚に大泣きされて思わず泣きそうになる。

「ありがとう。」
私はまた強いお酒を一口飲む。

「ここで、杉崎さんにプレゼントです!」
私は大きな花束をもらった。

「今までありがとうございました。みなさんと働けて本当に楽しかったです。これからはライバルにもなりますが、ヘルプの機会があればまた力にならせてください。今日はありがとうございました。」
最後の挨拶も無事に泣かずに言うことができた。
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