別れても好きなひと
「え?なに?」
大悟に手を引かれ店舗の中へ向かう。
大悟はカット用の椅子に自ら座った。
私はその後ろに立つ。
「お願いします。」
「へ?」
「シャンプーとカットでお願いします。」
「無理だよ酔ってるし。」
「いいから。俺からの最後のお願い。」
最後…。その言葉にあまりにもぐっときて泣きそうになる。息を飲みなんとかこらえると私がいつも使っていたワゴンに包装された箱が置かれていた。
「それ使って、カットお願いします。」
私が箱を開けるとそこには私の名前が入った新しいカット用のシザーが入っていた。
大悟に手を引かれ店舗の中へ向かう。
大悟はカット用の椅子に自ら座った。
私はその後ろに立つ。
「お願いします。」
「へ?」
「シャンプーとカットでお願いします。」
「無理だよ酔ってるし。」
「いいから。俺からの最後のお願い。」
最後…。その言葉にあまりにもぐっときて泣きそうになる。息を飲みなんとかこらえると私がいつも使っていたワゴンに包装された箱が置かれていた。
「それ使って、カットお願いします。」
私が箱を開けるとそこには私の名前が入った新しいカット用のシザーが入っていた。