別れても好きなひと
シザーを手にして大悟を見ると優しく微笑んでいる。

その大悟の顔をみて私は大悟が何を考えているかがわかった。


大悟は私とちゃんと別れようとしてくれてるんだ。


いつの日か言っていたように、私の背中を押そうとしてくれているんだ。





私は大悟の気持ちにちゃんとこたえようと思った。
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