別れても好きなひと
「きれい。。。」

「だろ?」

ツリーの横に立つ大悟に私は思わず抱きついた。

大悟は私を当たり前のように抱き締めてくれる。

大きな大悟の胸に包まれてこれ以上ない暖かさを感じ目を閉じた。

「外、寒かっただろう。冷たい。」
「あったかい。あったかいよ。大悟。」
「うん。」
「ありがとう。」

すると大悟は私から体を離した。
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