別れても好きなひと
「プレゼントがあるんだ」

そう言うと大悟は棚の上からファーストシューズを手に取った。

「え?」

大悟は私の手のひらにその小さな靴をのせる。

私が首をかしげると大悟はファーストシューズの中を指差した。


中を見ると……


ネックレスのチェーンが見えて私はそのチェーンを引き出した。
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