別れても好きなひと
結局胸が一杯でうどんを2、3本すすって私は箸を置いた。

そんな私をじーっと見ていた大悟が
「あ~もう!我慢できない!待ってろ!」
と突然店を飛び出した。

あっけにとられる私は急に吐き気に襲われてトイレに駆け込んだ。

この感覚…やっぱりそうかもしれない。

大悟が戻ったら、大悟にもこの予感を伝えよう。



そう考えていると大悟が息を切らして戻ってきた。
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