別れても好きなひと
「なんか持ってくるか?」
私は首だけ振って大悟にフロアへ戻るよう指差した。

ごめん、大悟。

気持ち悪すぎて…こんな扱い…本当にごめん。

「じゃあ水だけ置いとく。無理すんなよ。」
「ん。」

大悟が戻ってから少したって私もフロアへ戻った。

何事もなかったかのように仕事を再開した。
< 277 / 329 >

この作品をシェア

pagetop