別れても好きなひと
食べ終わると大悟は後片付けをして私をお風呂に入れる。メイク落としも洗顔も、シャンプーも…ほとんど大悟がやってくれる。

お風呂上がりは私の髪を乾かしボディクリームまで塗ってくれる。





突然なんだか申し訳なくなって涙が流れた。

そんな私にさえ「情緒不安定かっ」と笑顔。


「ほら、眠るぞ。」
私の手を引いて寝室へ行くと大悟が腕枕までしてくれる。私はすりすりと大悟に全身をぴったりとくっつけて大悟の胸に顔を埋める。
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