別れても好きなひと
それでもうまく言葉にできないでいると
「出産も育児も不安なんだろ?ましてお母さん、もういないし。でもさ、俺もいるじゃん。ふたりの子供だぞ?俺たちの血をひいてるんだから、真剣に向き合えば絶対にわかりあえる。繋がってるよ。」
大悟には私の気持ちがいつも分かってしまう。
「大丈夫だよ。俺だってどきどきするけどさ。すっごい楽しみって気持ちが勝ってる。」
「……。」
「莉子は?」
「楽しみ。」
「だろ?どんな顔か、どんな性格か。もしかしたら男じゃないかもしれないし。」
「それは困る。」
「なんで?」
「大きくなったら息子とデートしたいもん。」
「なんだそりゃ。」
私が笑うと大悟は唇にキスした。
「いちゃいちゃすんのは俺だけだろ。」
「息子はきっとかわいいもん。」
「じゃあ次は女の子がほしいな」
「それはだめ」
「出産も育児も不安なんだろ?ましてお母さん、もういないし。でもさ、俺もいるじゃん。ふたりの子供だぞ?俺たちの血をひいてるんだから、真剣に向き合えば絶対にわかりあえる。繋がってるよ。」
大悟には私の気持ちがいつも分かってしまう。
「大丈夫だよ。俺だってどきどきするけどさ。すっごい楽しみって気持ちが勝ってる。」
「……。」
「莉子は?」
「楽しみ。」
「だろ?どんな顔か、どんな性格か。もしかしたら男じゃないかもしれないし。」
「それは困る。」
「なんで?」
「大きくなったら息子とデートしたいもん。」
「なんだそりゃ。」
私が笑うと大悟は唇にキスした。
「いちゃいちゃすんのは俺だけだろ。」
「息子はきっとかわいいもん。」
「じゃあ次は女の子がほしいな」
「それはだめ」