別れても好きなひと
ひたすら歩く私の所へ来た助産師さんが私が貧血気味なことに気づいてくれて私は病室に戻った。

そこからも、再び陣痛との戦いが始まる。

大悟はひたすらそばにいてくれた。



やっと分娩室に入ることができたのは日付が変わって空が明るくなってからだった。



大悟に支えられながら分娩室に移動するとき、大悟は私のお腹を撫でながらなにか赤ちゃんと話しているようだった。
< 316 / 329 >

この作品をシェア

pagetop