別れても好きなひと
気になる背中
次の日から私たちは通常営業で勤務した。大悟も何事もなかったかのように仕事をしている。
アンケートの集計は大悟がしてくれていた分、次の店舗目標もスムーズに決まり提出も終えた。
そんなある日帰宅の支度をしていると「莉子」大悟に名前を呼ばれた。
「職場で名前を呼ぶのはどうかと思うけど。」
「別に隠してる訳じゃないし。聞かれたら答えればいいだろ」
「そうだけど…クシュンッ…鼻水でた。」
私がそう言って棚のティッシュをとると
「ほら」
大悟は私の首にさわり心地のいい厚手のストールを巻いた。
「ん?なに?」
「お礼。」
「なんの?」
「いいから。俺がしたかったの。」
「、、、反応に困る。」
「いいんだって。じゃっ、お疲れ。」
大悟は言いたいことを言って帰ってしまった。
「、、、あったかい。」
淡い黄色のストール。私の好きないろ。さわり心地もサイズも好みそのもの。、、、はぁ、、、つらい。
アンケートの集計は大悟がしてくれていた分、次の店舗目標もスムーズに決まり提出も終えた。
そんなある日帰宅の支度をしていると「莉子」大悟に名前を呼ばれた。
「職場で名前を呼ぶのはどうかと思うけど。」
「別に隠してる訳じゃないし。聞かれたら答えればいいだろ」
「そうだけど…クシュンッ…鼻水でた。」
私がそう言って棚のティッシュをとると
「ほら」
大悟は私の首にさわり心地のいい厚手のストールを巻いた。
「ん?なに?」
「お礼。」
「なんの?」
「いいから。俺がしたかったの。」
「、、、反応に困る。」
「いいんだって。じゃっ、お疲れ。」
大悟は言いたいことを言って帰ってしまった。
「、、、あったかい。」
淡い黄色のストール。私の好きないろ。さわり心地もサイズも好みそのもの。、、、はぁ、、、つらい。