別れても好きなひと
はやく立ち直らないと、いつまでも大悟の迷惑になっていられない。

その思いが私を動かす。

カウンセリング中に過呼吸を起こしぐったりと自宅のソファで横になりながら、キッチンでなにやら食事の支度をしてくれている大悟の背中を見ながら、ずっと見ていたいという思いを心にしまいこんだ。
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